道具は変えない。
希釈する水と、流す水を変える。
ファインホースキットは、ホースの途中に取り付けるだけで、水道水をファインバブルに変える清掃現場向けのキットです。ポリッシャーも洗剤も今のまま。洗剤を薄める水と、汚水を流す水がファインバブルになるだけで、取り切れなかった油汚れが残らなくなった現場があります。
現場での使い方を相談する
目に見えない大きさの泡が、
水の中に長く残る。
ファインバブルは、直径100マイクロメートル(0.1ミリ)より小さい泡の総称で、国際標準化機構(ISO)が定めた名称です。1〜100マイクロメートルのものをマイクロバブル、1マイクロメートル未満のものをウルトラファインバブルと呼びます。ファインホースキットを通すと、水道水に含まれている空気がこの大きさの泡になります。
10マイクロメートルの泡は0.01ミリ。毛穴(0.2ミリ程度)や、通常の泡(2ミリ程度)と比べると桁が違います。スギ花粉が約30マイクロメートルです。
マイクロバブルは白く濁って見えます。ウルトラファインバブルは無色透明で、目では確認できません。暗い場所でレーザーポインターを当てると、光が散って見えます。
直径1ミリの泡は毎分5〜6メートルで浮上しますが、10マイクロメートルの泡は毎分約3ミリ。ウルトラファインバブルは浮力より粘性力が大きく、水中に数週間から数か月残ります。
泡の大きさによる分類
ファインホースキットが作るのは、左の2列のファインバブルです。ファインバブルは国際標準化機構(ISO)が定めた、100マイクロメートル以下の極小の気泡の名称です。
| ファインバブルFine-Bubble | ファインバブルではない泡 | ||
|---|---|---|---|
| ウルトラファインバブルUltrafine-Bubble | マイクロバブルMicro-Bubble | サブミリバブル・ミリバブルSubmilli / Milli-Bubble | |
| 泡の直径 | 1マイクロメートル未満1〜999ナノメートル | 1〜100マイクロメートル | 100マイクロメートル以上 |
| 同じ大きさのもの | ウイルス(数十〜100ナノメートル) タバコの煙(数十〜500ナノメートル) |
スギ花粉(約30マイクロメートル) | 髪の毛の太さ(約100マイクロメートル) 通常の泡(数ミリ) |
| 目で見えるか | 見えない無色透明 | 見える白く濁る | 見える |
| 水の中での動き | 水中に長く残る寿命は数週間から数か月。浮力より粘性力が大きい | 非常にゆっくり上昇直径10マイクロメートルで毎分約3ミリ。ミリバブルの2000分の1程度 | 速く上昇直径1ミリで毎分約5〜6メートル |
| 最後はどうなるか | ブラウン運動(微細な振動)を続ける | 水中で消滅する | 水面で破裂する |
汚れより細かいので、
水が入れない所まで入る。
ふつうの水道水の泡は汚れより大きく、床の凹凸や繊維の隙間の手前で止まります。ファインバブルは汚れより細かいため、その奥まで浸透し、汚れを包んで引き剥がします。水そのものが変わるので、洗剤の種類や道具を変える必要がありません。
汚れに触れる
水と一緒に運ばれた細かい泡が、汚れの表面と、汚れと床のあいだの隙間に入り込みます。
付着して、浸透する
泡が汚れに付着し、内側へ浸透します。汚れと床の密着が弱まり、剥がれやすい状態になります。
包んで、流す
浮いた汚れは泡に包まれたまま水の流れで運ばれます。汚水を流す水もファインバブルにしておくと、洗い残しが減ります。
実際の現場で、何が変わったか。
当社の清掃現場で使った記録です。数値の効果を約束するものではなく、どの工程に入れると差が出たかの記録としてお読みください。
マンションに併設された飲食店の油が、共用部のエンボス床の凹凸に入り込み、汚れがなかなか取れない現場でした。それまでの作業は、ポリッシャーと、水道水で希釈したアルカリ洗剤。汚水を流すのも水道水です。
使っていた道具は一切変えず、洗剤を希釈する水と、汚水を流す水をファインホースキットの水に替えました。それだけで、凹凸に残っていた油汚れが残らずに取り切れるようになりました。
剥離剤の希釈にファインホースキットの水を使うと、剥離作業が早くなりました。ファインバブルがワックスの内部まで浸透するため、ワックスが剥がれやすくなります。
ハウスクリーニングでエアコンフィルターやコンロを洗浄するとき、洗剤の希釈にファインホースキットを使うと作業時間が短くなりました。
もうひとつ、現場で覚えておくと役に立つ点があります。約40度のお湯をファインホースキットに通すと、洗浄力はさらに上がります。油汚れの多い現場では、お湯が取れる蛇口があるかを先に確認しておくと段取りが変わります。
襟元の黒ずみで比べた、洗濯テスト。
洗浄の差をいちばん見比べやすいのが、Yシャツの襟元です。ファインホースキットを加工して洗濯機の給水に接続し、同じ条件で2着を洗いました。
- 半年間使用したYシャツを使用(1週間に1度着用し、着用ごとに洗濯)
- 特に襟元が汚れたYシャツで試験
- 洗濯は通常どおり、洗剤を使用
- 洗濯機にファインホースキットを接続し、接続なしと比較
- 2着のYシャツを比較
先にお伝えしておきたいこと
- 洗剤の代わりにはなりません
- ファインホースキットは水を変える道具で、洗剤や機材を置き換えるものではありません。上の現場記録も、すべて「いつもの洗剤といつもの道具」に、水だけ替えた結果です。
- 効果の出方は現場によって違います
- 水温、汚れの種類、汚れがついてからの時間で差が出ます。「何割落ちる」といった数字はお約束していません。気になる現場があれば、工程のどこに入れるとよいかを一緒に考えます。
- 泡は目に見えません
- ウルトラファインバブルは無色透明です。取り付けたあと、見た目が変わらないのは正常です。確認したい場合は、暗い場所でレーザーポインターを当てると泡が光って見えます。
- 家庭用は別の製品があります
- ご家庭の洗濯機用・シャワー用には、同じ仕組みのバブルマイスターという製品があります。ファインホースキットは清掃現場でホースに取り付けて使うためのものです。
よくあるご質問
価格と納期のご案内、現場での使い方のご相談
取り扱っている現場の種類と、いま困っている汚れを書いていただければ、どの工程に入れると差が出やすいかをお返事します。清掃会社様、ビルメンテナンス会社様からのご相談が中心です。